4日、サントリーホールディングスの5年グローバルドル債(144A/Regulation S)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 5年
発行額 5億ドル
表面利率 5.124%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 米国債+77bp
償還日 2029年6月11日
格付け Baa1(ムーディーズ)/BBB+(S&P)
ブックランナー モルガン・スタンレー・インターナショナル/シティグループ・グローバル・マーケッツ/JPモルガン・セキュリティーズ
![](https://c-eye.co.jp/wp-content/uploads/2017/01/9b2d4dabfc2187b0f6a829c848752237-300x199.jpg)
2019年10月の5年債(当時Baa2:ムーディーズ/BBB:S&P、5億ドル、2.250%、米国債+88bp、ブックランナー:MS/BOAメリル/シティ/JPM)以来およそ5年ぶりのドル建て社債で、調達資金はリファイナンスを含む一般事業資金に充当する。「ネームの知名度やレバレッジの低下に伴う財務内容の良化」(シティ)を強みに、イニシャルプライスソーツ(IPT)から23bp引き下げた米国債+77bpに着地し、発行額の8倍弱のオーダーを取り込んだ。
よく読まれている記事
2024年7月4日 SMFG債:祝日とイベントの狭間で45億ドル
2024年7月1日 武田薬品ドル債:4年ぶり、IPTから最大25bp縮小
2024年6月28日 野村HD3本立て債:TLACで初の変動、厚めのIPTで需要喚起
2024年6月28日 ソフトバンクG債:ドル・ユーロで3000億円、アーム好調の恩恵受ける
2024年6月28日 みずほFGドル債:リスクイベント前に登場、米国軸に取り込む