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阪急阪神HD債:難しい10年で300億円、マルーンカラーの力

大阪梅田駅に接近する阪急9000系(2022年10月25日)

5日、阪急阪神ホールディングスの2本立て債(A+:R&I/AA-:JCR、総額400億円、主幹事:SMBC日興/大和/みずほ/野村)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
69 5 100 29/7/11 0.833% +24bp
70 10 300 34/7/11 1.440% +36bp

※発行額:億円

西九条駅に停車する阪神電車(2022年10月27日)

先行銘柄の実績を踏まえた一方、社債の供給が集中するタイミングであることも考慮した運営となり、5年債が国債+24bp、10年債が+36bpに着地した。難易度の高い10年債では200億円程度から300億円に増額を達成しており、これには「マルーンカラーの阪急電車」が効果を発揮している。

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