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関西電力債:初のトランジション、10年は国債+48bp

5日、関西電力の2本立てトランジションボンド(A+:R&I/AA:JCR/A3:ムーディーズ、総額450億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
569 5 300 2029/7/25 0.888 30 日興/野村/みずほ/大和
570 10 150 2034/7/25 1.560 48 日興/大和/みずほ/野村

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

関西電力エナレッジ(2019年10月6日、読者提供:大阪市北区)

発行体にとって初めてのトランジション債。原子力発電所を資金使途に含むトランジション債は九州電力債に次ぐ2例目。ラベル付きの効果や早期のアナウンス、IRが奏功し、5年債は国債+30bpの大台に決まり、300億円への増額に成功した。10年債は、並走の電力債が+50bp台前半となるなか、+48bpに着地した。

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