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野村HD3本立て債:TLACで初の変動、厚めのIPTで需要喚起

27日、野村ホールディングスの3本立てTLACドル債(SEC登録、Baa1:ムーディーズ/BBB+:S&P、総額20億ドル、ブックランナー:野村/BofA/シティ)が条件決定した。以下は案件レビュー。

年限 発行額 償還日 表面利率 対米国債
3 5 2027/7/2 5.594 110
3FRN 5 2027/7/2 SOFR+125
10 10 2034/7/2 5.783 150

発行額:億円/表面利率:%/対米国債:+bp

野村証券(2023年1月21日、東京・新宿)

昨年7月以来約1年ぶりの登場で、発行体のドル建てTLAC債として初めての変動利付債を含む3本を起債し、10年債を軸に総額20億ドルのディールとなった。足元で本邦を含むアジアネームによる供給が多いなか、「適切なイニシャルプライスソーツ(IPT)の設定などを通じて需要を喚起し、総額95億ドルほどのオーダーを集めることに成功した」(BofA)。

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