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SMFG債:史上初の5本立て、償還ラダーを平準化

三井住友銀行(2024年5月23日、京都市下京区)

31日、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の5本立て永久劣後債(A:R&I/JCR、総額1900億円、ブックランナー:SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 表面利率 対カーブ
劣後17 永久NC5.5 800 2.045 140
劣後18 永久NC7 383 2.168 140
劣後19 永久NC10 443 2.481 140
劣後20 永久NC12 130 2.680 141
劣後21 永久NC15 144 2.949 141

発行額:億円/表面利率:%/対カーブ:+bp

発行体の償還ラダーの平準化を目的に、これまでの永久NC5・NC10債にNC7・NC12・NC15債を加え、国内AT1債市場として初めて5トランシェを同時に起債した。NC5・NC10債は先行のみずほフィナンシャルグループ債を10bp下回ったうえ、総額1900億円の発行額に対し、延べ350件を超える投資家から約2500億円の需要を獲得した。「オッド年限は後続案件のベンチマークとなる水準を確立した」(SMBC日興)。

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