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JR九州債:新関空並みの5年、10年・20年はJR東に接近

博多駅に停車する鹿児島本線(2023年12月26日)

26日、JR九州の3本立て債(AA-:R&I、総額200億円、主幹事:野村/大和/みずほ)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ
17 5 50 2029/8/1 0.807 18.5 18
18 10 100 2034/8/1 1.321 26.5 25
19 20 50 2044/8/1 2.083 24.5 24

発行額:億円/表面利率:%/対国債・対カーブ:+bp

5年債は新関西国際空港債並みの国債カーブ+18bpに着地したうえ、地方から約1.8倍のオーダーを獲得した。10年・20年債は並走のJR東日本債を参考に居所を探り、どちらも前回債から格差が縮まった。元々今月中旬のローンチを目指していたものの、発行体都合で下旬にずれ込んだ。ただ、「日程変更による需要への影響は皆無だった」(野村)という。

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