株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

この記事は有料記事です

関西ペイント債:12年半ぶりのSB、各300億円のレベル模索

26日、関西ペイントの2本立て債(A:R&I、総額600億円、主幹事:野村/大和)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
10 3 300 27/7/30 0.743% +30bp
11 5 300 29/8/1 0.962% +34bp

※発行額:億円

関西ペイントの看板(2018年6月9日、川崎市宮前区)

CP市場ではフリークエントイシュアーだが、社債市場への登場となると、2012年1月の5年債(150億円、0.564%、国債+21bp、ブックランナー:大和CM)以来実に12年半ぶり。希少性がプラスの材料となった一方、自己株取得のための起債で、大量供給後でもあることから、「各300億円をしっかり消化するレベルを探った」(野村)結果、3年債が国債+30bp、5年債は+34bpに着地した。POT方式を採用し、両年限にアカウントXが存在し、自己ブックは出ていない。

この記事は有料記事です。全文をお読みいただくには、
法人向けサービス(有料)へのお申し込みが必要です。