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マツダ債:2回目のトランジションに表明41件、途中で10年追加

25日、マツダの2本立てトランジションボンド(A-:JCR、総額300億円、ストラクチャリング・エージェント:SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 ブックランナー
32 5 200 29/7/31 1.147% +50bp 日興/野村
33 10 100 34/7/31 1.845% +75bp 日興

※発行額:億円

マツダ販売店(2021年4月24日、東京・新宿区)

3月の5年債(150億円、0.867%、国債+49bp、主幹事:SMBC日興/野村)に続く2回目のトランジション債。前回は本邦自動車セクター初の商品に注目が集まり、およそ4.5倍のオーダーが寄せられる人気案件だった。5年債は、前回債の実績をベースとしたレンジを敷き、大台を求める声に応えて国債+50bpに着地。マーケティング最終日には10年物トランジション債を追加し、先行した事業債の年限格差を参考に+75bpを導き出し、100億円を消化している。トランスペアレンシー方式で運営し、アカウントXと自己ブックはゼロだった。

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