![三井住友銀行(2023年9月14日、東京・中野)](https://c-eye.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/fbef22e2fabab0256885f489786facae-300x169.jpg)
27日、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の永久NC10.25劣後ドル債(SEC登録)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 永久NC10.25
発行額 10億ドル
表面利率 6.600%
ローンチ・スプレッド 米国債+228.3bp
格付け Baa3(ムーディーズ)/BB+(S&P)
ブックランナー SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ/ゴールドマン・サックス・インターナショナル/JPモルガン・セキュリティーズ/シティグループ・グローバル・マーケッツ
自身初のドル建てAT1債で、邦銀では三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG、Baa3:ムーディーズ/BB+:S&P/フィッチ、永久NC5、7億5000万ドル、8.200%、米国債+329.4bp、ブックランナー:MS/MUFG)に次ぐ2例目。6.60%で10億ドルのディールとなり、この約10倍となる100億ドルほどの最終需要を集めた。米国債+228.3bpというスプレッドは、ヤンキーG-SIBs銘柄としての最低水準を記録し、ボリュームとプライスを両立させた。良好な市場環境が追い風となったうえ、「本邦メガバンクのクレジットの高さや、邦銀AT1債のストラクチャーへの安心感が順調なオーダー化につながった」(SMBC日興)。
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