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日産FS債:9月の仕切り直し、初のPOTで盛り上がる

28日、日産フィナンシャルサービスの2本立て債(A:R&I、総額500億円、主幹事:三菱UFJMS/みずほ/BofA/SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
58 3 400 27/3/19 0.700% +51.5bp#
59 5 100 29/3/19 1.033% +68bp

※発行額:億円、#はキャピタルアイ・ニュース算出

ハイパーフォース(2024年2月12日、日産グローバル本社ギャラリー)
ハイパーフォース(2024年2月12日、日産グローバル本社ギャラリー)

昨年7月の2本立て債(総額700億円、主幹事:みずほ/三菱UFJMS/SMBC日興/BofA)に続く起債で、今年度2回目。9月に、3年8ヵ月債と5年グリーンボンド(GB)の主幹事指名をアナウンスしたものの、当時の市場環境を踏まえて起債の延期を決め、このタイミングに3年債と5年GBで仕切り直した。R&IでシングルAフラットながら他銘柄に比べた高い利回りが魅力となり、3年債が400億円の発行額に対して1000億円超、5年GBが100億円の3.7倍程度のオーダーを獲得。発行体として初のPOT方式を採用し、アカウントX・自己ブックはいずれの年限でも出ていない。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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