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清水建設5年GB:大林組+1bpで110億円、欠陥報道で需要減

12日、清水建設の5年グリーンボンド(GB)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 35
年限 5年
発行額 110億円
表面利率 0.858%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+27bp
参照国債回号 355
参照国債償還日 2029年6月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2029年7月19日
格付け A+(R&I)
ブックランナー 野村

清水建設の建設現場(2017年12月4日、東京・北青山)

同格・同業の銘柄を意識しつつ、直近までの大量供給によるワイドニングを踏まえてのマーケティングとなり、国債+27bpで110億円を調達した。+30bp近辺を入れたレンジに対して一時は280億円ほどに札が進んでいたものの、発行体が施工した仙台市内のマンションにおける耐震強度不足に関する11日の報道で事実確認などが必要になり、今日前場での条件決定を後場に後ずれさせた。報道の影響で需要は減少している。

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