27日、ソフトバンクグループの4本立て外債(BB+:S&P、グローバル・コーディネーター:ドイツ/バークレイズ/HSBC)が条件決定した。内訳は、各2本のドル債・総額9億ドルとユーロ建て債・同9億ユーロで、円換算では同2994億円相当。以下は案件レビュー。
年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | ローンチ・スプレッド |
---|---|---|---|---|
5 | 4億ドル | 29/7/8 | 6.750% | 米国債+245bp |
7 | 5億ドル | 31/7/8 | 7.000% | 米国債+272bp |
4.5 | 4.5億ドル | 29/1/8 | 5.375% | MS+246bp |
8 | 4.5億ドル | 32/7/8 | 5.750% | MS+295bp |
2021年7月の8本立て債(BB+:S&P、総額8161億円相当、グローバル・コーディネーター:ドイツ/バークレイズ/HSBC)以来およそ3年ぶりの外債で、ドル・ユーロ建てでの起債もこの時以来。海外市場における今年のRegulation Sオンリーのハイイールド物社債としては最も大きな額である一方、各トランシェの発行額を抑えたうえでプライスを追求した結果、いずれもレンジ下限に落ち着いた。7年ドル債と8年ユーロ建て債では、自身の最低スプレッドを達成している。
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