27日、みずほフィナンシャルグループの2本立てグローバルドル債(SEC登録、総額15億ドル、ブックランナー:みずほ/JPM)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対米国債 |
---|---|---|---|---|
6NC5 | 8億ドル | 30/7/10 | 5.382% | +108bp |
11NC10 | 7億ドル | 35/7/10 | 5.594% | +130bp |
2月の2本立てTLAC債(総額15億ドル、ブックランナー:みずほ/BofA)以来4ヵ月ぶりのドル債市場への登場。足元では日本物を含むアジア銘柄の供給が相次ぎ、この観点での需給は弱いものの、ドル債市場全体としては堅調さが続いている。みずほFGについては、「継続的なIRの実施に加え、通期決算で高い水準まで改善した自己資本比率や、金利リスクへの対応などクレジットのさらなる改善を高く評価する投資家や、今後の利下げ局面に備えクレジットクォリティの高いネームへの需要が高まっている」(みずほ)ことが材料となり、6NC5債が米国債+108bp、11NC10債が+130bpと、イニシャルプライスソーツ(IPT)から25~27bpタイトな水準で総額15億ドルを調達した。
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