2日、積水ハウスの2本立て劣後債(A:R&I/A+:JCR、総額2000億円、取りまとめ:野村)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | ブックランナー |
---|---|---|---|---|---|---|
劣後2 | 35NC5 | 1250 | 59/7/8 | 1.713% | +110bp | 野村/大和 |
劣後3 | 40NC10 | 750 | 64/7/8 | 2.517% | +145bp | 大和/野村 |
※発行額:億円
![](https://c-eye.co.jp/wp-content/uploads/2017/05/2e38300914a7b3ec95ed401a682df166-300x225.jpg)
社債市場への登場は昨年6月の5年債(AA-:R&I/AA:JCR、300億円、0.360%、国債+26bp、主幹事:三菱UFJMS/みずほ/SMBC日興)以来1年1ヵ月ぶりで、劣後債となると2017年8月の60NC5債(1200億円、0.81%、MS+70bp、同:三菱UFJMS/SMBC日興/みずほ)以来6年11ヵ月ぶり。今年4月に完了した米M.D.Cホールディングスの買収の際に借り入れた資金をパーマネント化するために起債した。国債買い入れ額の減額幅や追加利上げへの思惑で相場が大きく変動し、劣後債の供給が増えるなど難易度が高くなるなか、35NC5・40NC10債で総額2000億円の調達に動き、それぞれ国債+110bp、+145bpといずれもレンジ上限に着地した。
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