
3日、NECの2本立てサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB、A:R&I、総額300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
64 | 5 | 200 | 2029/7/9 | 0.868 | 26 | 日興/大和/みずほ |
65 | 10 | 100 | 2034/7/7 | 1.590 | 49 | 大和/日興/みずほ |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
金利変動が激しく、並走案件も多いなか、5年債がマーケティングレンジの下限に決まり、200億円に対して約2倍のオーダーを獲得した。10年債はガイダンスを上方修正したことで2.9倍ほどの需要を集め、盛り上がった。社債市場への登場は昨年7月以来1年ぶり。自身3回目のSLBで、76件が投資表明を行った。「目線に沿ってガイダンスを設定したことによって、十分な超過需要を獲得した。SLBへのニーズも旺盛だった」(大和)。
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