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JR九州債:東日本との格差が一気に拡大

5日、JR九州の2本立て債(AA-:R&I、総額200億円、主幹事:野村/大和/みずほ)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ
15 5 100 28/12/11 0.603% +33bp +33bp
16 10 100 33/12/9 1.103% +40bp +38bp

※発行額:億円

10月のJR東日本債などとの比較でガイダンスを示したものの、高ボラティリティや大型案件による投資家目線の変化を受けて、大幅にスプレッドを調整。5年債を国債カーブ+33bp(国債+33bp)、10年債を+38bp(同+40bp)に仕上げ、各100億円を消化した。5年債が非ESG債、10年債がグリーンボンド(GB)として起債している。トランスペアレンシー方式で運営し、両年限にアカウントXが存在し、自己ブックはいずれも出ていない。

或る電車(2021年12月12日、読者提供)
或る電車(2021年12月12日、読者提供)

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