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高速道路機構債:20年の300億円は12年ぶり

7日、日本高速道路保有・債務返済機構の3本立て債(AA+:R&I/A1:ムーディーズ、総額700億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
330 5 200 29/6/15 0.604% +7bp +7bp 大和/みずほ/日興/三菱/野村
331 15 200 39/6/17 1.563% +15bp +15bp 大和/みずほ/野村/日興/三菱
332 20 300 44/6/17 1.792% +6.5bp +5bp 野村/日興/大和/みずほ/三菱

※発行額:億円

東名川崎IC(2018年5月12日)

今年度3回目の登場。直近の財投機関債のスプレッドをベースに議論し、5年債は地方債が1bpタイト化した流れを引き継いだ一方、15年・20年債は自身の前回債と同じ水準に落ち着き、5年・15年債が各200億円、20年債が300億円、総額700億円のディールとなった。20年物財投機関債の発行額が300億円となるのは、全額イールドダッチ入札方式だった自身による2012年4月の第83回債(当時AA+:R&I/Aa3:ムーディーズ、300億円、1.900%、国債+17.6bp<CEYE算出>、事務幹事:SMBC日興)以来およそ12年2ヵ月ぶり。トランスペアレンシー方式で運営し、15年債にアカウントXが存在し、自己ブックはゼロだった。

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