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高速道路機構債:10年5bp・20年0.5bp縮める、オッドは16年・22年

10日、日本高速道路保有・債務返済機構の4本立てソーシャルボンド(AA+:R&I/A1:ムーディーズ、総額520億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
311 10 100 33/8/19 0.740% +16bp +16bp 三菱/野村/日興/みずほ/大和
312 16 150 39/8/19 1.186% +15bp +13.9bp みずほ/大和/野村/日興/三菱
313 20 210 43/8/21 1.304% +6bp +5.5bp 野村/日興/大和/三菱/みずほ
314 22 60 45/8/21 1.385% +7.4bp +7.0bp 大和/野村/日興/みずほ/三菱

※発行額:億円

阪神高速道路(2022年6月30日、大阪・肥後橋)
阪神高速道路(2022年6月30日、大阪・肥後橋)

2ヵ月連続の10年・22年債と3ヵ月連続の20年債、初めての16年債という組み合わせで、総額520億円の起債。日銀会合(7月27~28日)でイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の柔軟化が決まり、変動幅を伴って国債利回りが上昇したものの、絶対値の高まりのほうが多くの投資家にとってメリットだった。スプレッドは、10年債が国債カーブ+16bp、20年債が+5.5bpと前月から5bp、0.5bp縮小し、オッド年限の16年債と22年債は、線形補間からそれぞれ+13.9bp、+7bpとなっている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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