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高速道路機構債:5本で750億円、10年久々・20年月中前進・22年初

20日、日本高速道路保有・債務返済機構の5本立て債(AA+:R&I/A1:ムーディーズ、総額750億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
306 10 100 33/7/28 0.668% +21bp +21bp 三菱/野村/日興/みずほ/大和
307 17 150 40/7/27 1.101% +13.6bp +13.2bp 野村/大和/みずほ/日興/三菱
308 19 170 42/7/28 1.148% +8.8bp +8.4bp 大和/野村/みずほ/日興/三菱
309 20 180 43/7/28 1.165% +6.5bp +6bp 日興/野村/大和/三菱/みずほ
310 22 150 45/7/28 1.247% +7.6bp +7.4bp 大和/野村/日興/みずほ/三菱

※発行額:億円

首都高横羽線(2020年11月30日、横浜市神奈川区)
首都高横羽線(2020年11月30日、横浜市神奈川区)

2015年2月の入札方式以来の10年債と1月以来の17年債、5月以来の19年債、2ヵ月連続の20年債、初の22年債という組み合わせ。長期から超長期の5本で総額750億円のディールで、10年債が先行銘柄並み、20年債が同月の案件マイナス1bpとなり、17年・19年・22年債は線形補間の水準に決まった。20年債は“月中前進”とはいえ、この年限の好調を受け、180億円への増額を実現した。トランスペアレンシー方式で運営し、アカウントXが10年債を除く年限に存在し、自己ブックは出ていない。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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