10日、住友生命保険の永久NC10劣後グローバルドル債(144A/Regulation S)が条件決定した。以下は案件レビュー。
発行額 10億4000万ドル
表面利率 2034年1月18日まで5.875%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 米国債+184.1bp
格付け A3(ムーディーズ)/A-(フィッチ)
ブックランナー JPモルガン・セキュリティーズ/BofAセキュリティーズ/ゴールドマン・サックス・インターナショナル/SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ
発行体のドル建て劣後債は2021年4月の60NC10債(9.2億ドル、3.375%、ブックランナー:JPM/BofA/GS/SMBC日興)以来2年9ヵ月ぶり。今回は自身初の永久債としており、これは2025年に導入される保険会社の資本算入における新規制への対応と見られる。ほぼ3年ぶりという希少性と、不透明感が残るなかで安定性の高い日本物であることに加え、「利下げが意識され始めた昨年11月以降にドル建てクレジット市場が回復し、長期ゾーンのリスクを取りやすくなったアジア勢がディールを牽引した」(JPM)ことで、ピーク時の需要は80億ドル超に膨らんだ。こうした旺盛な買いをテコにマーケティングを進めた結果、イニシャルプライスソーツ(IPT)から37.5bpタイトな5.875%に着地している。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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