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DBJ政保債:2年3ヵ月ぶりの10年、好調の流れに乗る

23日、日本政策投資銀行(DBJ)の10年政府保証グローバルドル債(144A/Regulation S)が条件決定した。以下は案件レビュー。

政投銀広告(2023年4月25日、大手町駅)
DBJ広告(2023年4月25日、大手町駅)

年限 10年
発行額 5億ドル
表面利率 4.500%
発行価格 99.131
応募者利回り 4.627%(単利)/4.609%(複利)
ローンチ・スプレッド MS+82bp
償還日 2034年1月30日
格付け A1(ムーディーズ)/A+(S&P)
保証 日本国
ブックランナー 大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパ/ゴールドマン・サックス・インターナショナル/モルガン・スタンレー・インターナショナル/野村インターナショナル

発行体の政保ドル債は2022年4月の5年物(10億ドル、3.250%、MS+57bp、ブックランナー:GS/バークレイズ/BNPP/大和)以来1年9ヵ月ぶりで、10年物は2021年10月(10億ドル、1.750%、+25bp、同:JPM/シティ/大和/GS)以来2年3ヵ月ぶり。年初から続くドル債市場の好調の流れに乗り、5億ドルという限定された発行額も手伝って想定フェアバリューのやや内側となるMS+82bpに着地した。ブックオープン前に6倍超の購入意向が寄せられるなど人気化し、最終的に10倍超のオーダーを獲得している。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む