23日、三井不動産の2本立て債(AA-:R&I/AA:JCR、総額1000億円、主幹事:SMBC日興/野村/大和/みずほ/三菱UFJモルガン・スタンレー/岡三/東海東京/BofA)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
88 | 5 | 500 | 30/05/29 | 1.382 | 34 |
89 | 10 | 500 | 35/05/29 | 2.105 | 56 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
“トランプ関税”のショックから市場が立ち直りつつあるタイミングに登場し、高クレジットの優良ネームが歓迎され、各500億円の発行額に対して、5年債が約2.7倍、10年債が約1.8倍の需要を獲得した。前回は昨年9月だが、3年連続で5月に起債している。定例的にまとまった額を供給する発行体で、今回は総額1000億円だった。9日に発行額未定で起債をアナウンスし、12日のサウンディングで運営に入った。トランスペアレンシー方式を採り、両年限でアカウントXがあり、自己ブックはなかった。
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