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キリンHD債:総需要4600億円、マーケット復調の象徴

23日、キリンホールディングスの4本立て債(A+:R&I、総額1000億円、主幹事:三菱/みずほ/野村/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
25 3 200 2028/5/29 1.182 35
26 5 300 2030/5/29 1.412 37
27 7 150 2032/5/28 1.665 47
28 10 350 2035/5/29 2.075 53

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

キリン広告(2024年4月3日、渋谷駅)

ファンケルの株式取得に要した短期社債の借り換えのための起債。「マーケット環境が改善するタイミングを捉えつつ、ネームの良さとクレジットの高さで投資家の買いを惹きつけた」(三菱UFJMS)。全ての年限でマーケティングレンジの下限に着地したうえ、総額1000億円の発行額に対して、4600億円程度の需要を獲得した。3年・5年・7年債はソーシャルボンドで、投資表明は過去最多の121件に上っている。

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