14日、国際協力機構(JICA)のドル建て政府保証5年サステナビリティボンド(SEC登録)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 5年
発行額 10億ドル
表面利率 4.750%
発行価格 99.912
応募者利回り 4.771%(単利)/4.770%(複利)
ローンチ・スプレッド 米国債+30.2bp/MS+53bp
償還日 2029年5月21日
格付け A1(ムーディーズ)/A+(S&P)
保証 日本国
ブックランナー 大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパ/バークレイズ・バンク/シティグループ・グローバル・マーケッツ/野村インターナショナル
SDGs債種別 サステナビリティボンド
第三者評価機関 ムーディーズ
![](https://c-eye.co.jp/wp-content/uploads/2024/05/-~-DSC05529-e1715674251251-300x255.jpg)
昨年5月の5年債(A+:S&P、12.5億ドル、4.000%、MS+76bp、ブックランナー:大和/バークレイズ/シティ/MS)以来1年ぶりの政保ドル債で、サステナ債と10億ドル以上の発行は前回債に続いて2回目。これまではS&Pのみだったが、今回の起債に向けてムーディーズから2月に新たに取得し、米系2社の格付けで初のディールとなった。この効果に加え、4月から続く公的(SSA)セクターの好調な流れを引き継いだことで、10億ドルの発行額に対して65億ドル超の最終需要を獲得するとともに、4月の本邦銘柄からのタイトニングに成功している。
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