8日、国際協力機構(JICA)の3本立てサステナビリティボンド(防災・復興ボンド、AA+:R&I/A+:S&P、総額320億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
75 | 5 | 100 | 28/9/20 | 0.349% | +12bp | +12bp | 野村/大和/東海東京 |
76 | 10 | 120 | 33/6/20 | 0.747% | +10bp | +10bp | 野村/日興/大和/東海東京 |
77 | 20 | 100 | 43/6/19 | 1.404% | +4bp | +4bp | 大和/日興/しんきん/みずほ |
※発行額:億円
年に1回のテーマ債。2021年9月には、ジェンダー平等や女性のエンパワメントなどを目的とした2本立てジェンダーボンド(総額200億円、10年:0.110%・国債カーブ+6bp、20年:0.439%・+2bp)を発行しており、国内初の試みが話題となった。自然災害が近年頻発し、途上国に与える影響が甚大化しているなか、今年は1923年9月の関東大震災から100年という節目の年であることから、5年・10年・20年物の防災・復興債として起債することとした。話題性のあるテーマ債であることを強みに、全ての年限で地方債フラットのスプレッドと増額を実現。最終的に320億円のディールに仕上げている。5年債は発行体にとって初のホールセール債。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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