17日、国際協力銀行(JBIC)の7年政府保証グローバルドル債(SEC登録)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 7年
発行額 10億ドル
表面利率 4.375%
発行価格 99.292
応募者利回り 4.508%(単利)/4.494%(複利)
ローンチ・スプレッド 米国債+42.7bp/MS+77bp
償還日 2031年1月24日
格付け A1(ムーディーズ)/A+(S&P)
保証 日本国
ブックランナー 大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパ/バークレイズ・バンク/シティグループ・グローバル・マーケッツ/野村インターナショナル
本邦公的(SSA)ネームによるドル債は今年になって初めて。JBICにとっては、2022年2月の第51回債(12.5億ドル、2.215%、MS+48bp、ブックランナー:バークレイズ/シティ/大和/野村)以来およそ2年ぶりの7年債だった。短期から長期にかけてのイールドカーブは依然として逆転しているものの、足元では改善してきており、これを受けた「長期ゾーンへのニーズの捕捉とリプライシング」(大和)を目的とし、フェアバリューと同等のスプレッドで71億ドル超のオーダーを獲得した。
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