6日、日本政策投資銀行の3本立て債(AA+:R&I/AAA:JCR/A1:ムーディーズ/A:S&P、総額900億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
177 | 3 | 400 | 2026/10/16 | 0.230 | 12 | 11 | 日興/三菱/野村 |
178 | 5 | 200 | 2028/10/16 | 0.433 | 10.5 | 10 | 日興/三菱/野村/岡三/しんきん |
179 | 10 | 300 | 2033/10/14 | 0.895 | 9.5 | 9 | 日興/三菱/野村/岡三/しんきん |
発行額:億円/表面利率:%/対国債・対カーブ:+bp
全ての年限において、先行案件からのタイト化を実現し、5年・10年債は先月に続いて地方債フラットを維持した。金利がボラティリティを伴って上昇する不安定な環境のなか、投資家のセンチメントに応じて3年債が先行より1bpタイト、5年債が地方債より1bpワイドな水準をマーケティングレンジに入れ、10年債が地方債フラットの1本値で運営した。3年債の400億円を軸に総額900億円のディールに仕上げた。7月に続く定例債で、起債は8月の2年サステナビリティボンド以来だった。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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