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政投銀定例債:総額1000億円超でマイナス金利解除後の居所示す

5日、日本政策投資銀行の3本立て債(AA+:R&I/AAA:JCR/A1:ムーディーズ/A:S&P、総額1050億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
183 3 400 27/4/12 0.319% +10.5bp +10bp 野村/日興/みずほ/バークレイズ
184 5 350 29/4/12 0.492% +9.5bp +9bp 野村/日興/みずほ/岡三/東海東京
185 10 300 34/4/12 0.875% +10bp +9bp 野村/日興/みずほ/岡三/東海東京

※発行額:億円

日本政策投資銀行本店(2017年4月7日、東京・大手町)

3月のマイナス金利解除後のマーケットが日々良好になるなかでのマーケティングとなり、各200億円程度からそれぞれ400億円、350億円、300億円への増額を経て今日ローンチした。直近の財投機関債からは3年債が1bp、5年債が2bpタイト化させた一方、10年債は先行銘柄並みのスプレッドとし、5年債とともに地方債プラス1bpとなった。10年債について、発行体は「環境は良好ではあるものの抜群に良いわけではない。地方債プラス1bpを求める声があったうえ、年度で4000億円規模を発行することを踏まえ、最初から地方債フラットを排除した」(財務部)と話す。

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