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トヨタF債:3年がスプレッドプライシングに転換

トヨタのロゴ(2021年2月22日、横浜市神奈川区)

5日、トヨタファイナンスの2本立て債(AAA:R&I/A1:ムーディーズ/A+:S&P、総額1000億円、主幹事:みずほ/大和/野村/三菱/日興/東海東京)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
102 3 400 2027/4/9 0.414 20
103 5 600 2029/4/11 0.617 22

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

3年債は、社債買い入れオペの段階的廃止など、日銀による政策変更があるなか、これまでの絶対値プライシングからスプレッドプライシングに切り替え、国債+20bpという新たな居所を見いだした。5年債は+22bpに落ち着き、道路会社債との格差をそれまでの3.5bpから2bpに縮めた。社債市場への登場は昨年10月以来半年ぶりで、トヨタ自動車の国内販売店の資金調達を発行体に集約してから2回目。総額1000億円への増額を実現し、「国内最上位の格付けにふさわしい規模と水準で起債した」(みずほ)。

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