6日、トヨタファイナンスの2本立て債(AAA:R&I/A1:ムーディーズ、A+:S&P、総額1600億円、主幹事:野村/大和/三菱UFJモルガン・スタンレー/みずほ/SMBC日興/東海東京)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 基準 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 3 | 800 | 26/10/13 | 0.370 | 26.0# | 絶対値 |
101 | 5 | 800 | 28/10/13 | 0.593 | 26 | 国債 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp(#付きはC-EYE算出)
トヨタ自動車の国内販売店の資金調達を4月にトヨタファイナンスに集約してから初めての社債。これまで各ディーラーによっていたものが直接調達に移行したことによって発行体の必要資金が増大しており、昨年10月の前回債における総額600億円を大きく上回る同1600億円での起債となった。同1000億円以上は2009年4月の第39・40回債(総額1000億円)以来の規模で、キャピタルアイ・データでさかのぼれる2006年度以降でも最大となっている。今後も大型起債となることから、その初回でサイズに見合った水準として、3年債が0.37%、5年債が国債+26bpで着地した。限定的な発行額でタイトな条件を追求するのではなく、「投資家目線に沿った運営」(野村)とする姿勢を明確にした。
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