4日、日本政策投資銀行の2年サステナビリティボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 176
年限 2年
発行額 100億円
表面利率 0.105%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+10.5bp/カーブ+10bp
参照国債回号 339
参照国債償還日 2025年6月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2025年8月14日
格付け AA+(R&I)/AAA(JCR)/A1(ムーディーズ)/A(S&P)
ブックランナー みずほ/三菱UFJモルガン・スタンレー
昨年8月の2年債(100億円、0.001%、国債+11.2bp<CEYE算出>、ブックランナー:野村/みずほ)に続く2回目の国内公募サステナ債。日銀会合(7月27~28日)でのイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の柔軟化によって相場環境が大きく変わったことに対応し、プライシング手法をそれまで想定していた絶対値からスプレッドに切り替え、レンジ下限の国債カーブ+10bpで270億円ほどのオーダーを集めた。「グリーン性の高いサステナ債という強み」(みずほ)があるところに、絶対値が0.1%超となったことを好感した地方公的の買いが新たに加わり、「スプレッドの抑制とともに、投資家基盤の拡大を達成した」(財務部)。発行体の国内債として初めてPOT方式を採用している。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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