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横浜高速鉄道10年GB:金利上昇でみなとみらい線の魅力増す

東横線菊名駅に停車するみなとみらい線車両(2019年7月29日)
東横線菊名駅に停車するみなとみらい線車両(2019年7月29日)

4日、横浜高速鉄道の10年グリーンボンド(GB)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 9
年限 10年
発行額 60億円
表面利率 1.092%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+45bp
参照国債回号 371
参照国債償還日 2033年6月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2033年8月15日
格付け A+(JCR)
ブックランナー 三菱UFJモルガン・スタンレー
主幹事 SMBC日興/みずほ

みなとみらい線開通の際にかかった費用の借り換えのための起債で、GBは発行体にとって初めて。当初は0.9%を挟む絶対値を想定していたものの、日銀会合(7月27~28日)でのイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の柔軟化という実質的な利上げで金利が急変動したことから、国債ベースに切り替え、+45bpで60億円を調達した。発行体の社債はほぼ1年ぶり。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む