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日本郵船トランジション債:5年下限・10年上限に着水

14日、日本郵船の2本立てトランジションボンド(A+:JCR、総額200億円、主幹事:野村/三菱/GS/SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
45 5 100 28/7/21 0.439% +31bp
46 10 100 33/7/21 0.910% +43.2bp#

※発行額:億円、#はキャピタルアイ・ニュース算出

日本郵船コンテナ(2019年4月7日、横浜市神奈川区)
日本郵船コンテナ(2019年4月7日、横浜市神奈川区)

昨年7月の2本立て債(総額200億円)に続くトランジション債で、この商品は2回目。5年債は同業・同格の商船三井債(A+:JCR)、10年債は同格の住友化学債(A:R&I/A+:JCR)との比較で居所を探り、前者がレンジ下限の国債+31bp、後者が上限の0.91%に決まった。ベース金利が上昇するなか、マーケティング基準によって違いが表れた。トランスペアレンシー方式で運営し、アカウントX・自己ブックともに出ていない。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む