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NEC5年・10年SLB:好業績・知名度・ラベル付きが後押し

5日、NECの2本立てサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB、A:R&I、総額400億円、主幹事:大和/SMBC日興/みずほ/三菱UFJMS)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
62 5 200 28/7/11 0.355% +29bp
63 10 200 33/7/11 0.840% +44.5bp#

※発行額:億円、#はキャピタルアイ・ニュース算出

NECのパソコン(2021年9月29日、横浜市内の家電量販店)
NECのパソコン(2021年9月29日、横浜市内の家電量販店)

昨年7月の3本立て債(総額1100億円、主幹事:大和/みずほ/三菱UFJMS/GS/野村)以来1年ぶりのSLBで、この商品は2回目。足元の良好な業績に加え、知名度の高い企業によるSLBであることから「地方だけでなく中央の一般勘定の需要が旺盛」(みずほ)となり、2本で770億円ほどのオーダーを獲得した。5年債が国債+29bp、10年債が0.84%と、いずれもレンジ下限に決まっている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む