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住友不動産麹町ガーデンタワー(2020年11月24日、東京・麹町)
芙蓉リースが入居する住友不動産麹町ガーデンタワー(2020年11月24日、東京・麹町)

20日、芙蓉総合リースの5年サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 38
年限 5年
発行額 270億円
表面利率 0.808%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+45bp
参照国債回号 352
参照国債償還日 2028年9月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2028年10月27日
格付け A+(R&I)/(JCR)
ブックランナー みずほ
主幹事 SMBC日興/三菱UFJモルガン・スタンレー
ストラクチャリング・エージェント みずほ
第三者評価機関 JCR
サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)
判定日(2027年8月末)において各SPTsが未達成の場合は社債の償還期日までに社債発行額の0.05%相当額を、環境保全活動、地域社会への貢献などを目的とする公益社団法人、公益財団法人、国際機関、自治体認定NPO法人、地方自治体やそれに準じた組織など寄付する。
SPT1):CO2の削減貢献量を2026年度50万t-CO2/年
SPT2):プラスチック(返却物件由来)のマテリアル/ケミカルリサイクル率が2026年度100%

SLBは2020年12月以来2回目。今回は新たなフレームワークで起債に臨んだ。先行銘柄の状況を踏まえながら、「発行額の最大化を目指した」(みずほ)運営を行い、マーケティングレンジ上限の国債+45bpで270億円のディールとなった。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む