今年度の普通社債の発行額が12月1日の条件決定分を含め、10兆円を超えた。昨年度の2月17日より2ヵ月以上早く、2020~2021年度とほぼ同じペースで大台に到達している。
昨年度は米国発の金融引き締めが急ピッチに進んだうえ、年末に日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の幅をそれまでのゼロ%から上下25bpから同50bpに拡大させていた。これらによって起債環境が悪化。今年度は、4月に日銀が金融政策を据え置くと社債の需給が回復した。
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