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野村総研債:3本で600億円、10年に「見直し買い」

1日、野村総合研究所の3本立て債(AA-:R&I、総額600億円、ブックランナー:野村)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
12 5 200 28/12/7 0.624% +35bp
13 7 100 30/12/6 0.905% +46bp
14 10 300 33/12/7 1.223% +53bp

※発行額:億円

主に旭化成債(AA:R&I/JCR、3年・5年・7年・10年、総額600億円)との比較で水準が考えられた。格付け差や足元の需給環境を踏まえたマーケティングとなり、5年債が国債+35bp、7年債が+46bp、10年債が+53bpに仕上がった。10年債は300億円への増額を達成したうえ、この2.3倍ほどとなる690億円程度のオーダーを獲得。難しい年限にあって、「幅広のレンジ設定で投資家の関心を惹きつけた」(野村)結果だった。POT方式で運営し、全ての年限でアカウントX・自己ブックは出ていない。

野村総合研究所(2023年1月15日、横浜市西区)
野村総合研究所(2023年1月15日、横浜市西区)

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