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5月の20年地方債:C+3bpに前進、財投機関債との格差は2bpに

9日の地方債市場では、3銘柄の20年物地方債が条件決定した。以下は案件レビュー。

発行体名 回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
横浜市 49 20 200 44/5/20 1.719% +4bp +3bp 三菱/大和/東海東京
川崎市 42 20 100 44/5/20 1.719% +4bp +3bp 野村/日興/大和
名古屋市 29 20 130 44/5/20 1.719% +4bp +3bp 大和/野村/三菱

※発行額:億円

川崎市役所(2023年9月17日、川崎市川崎区)

横浜市と川崎市、名古屋市の3政令市が5月の20年ゾーンに登場した。4月の地方債が国債カーブ+3.5bpを維持したのに対し、今日の3銘柄は全案件が+3bpにタイトニング。4月は日本高速道路保有・債務返済機構債がそれまでの20年物財投機関債の+3.5bpから+5bpへとワイド化させ、地方債と財投機関債に1.5bpの格差が生じた。今月の地方債が0.5bp前進したことで、さらに2bpに広がっている。20年物地方債のタイト化は昨年10月以来。

<4月の20年物地方債・財投機関債の概要>

条件決定日 発行体名 回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
4月5日 札幌市 6年度/1 20 200 44/4/15 1.568% +5.5bp +3.5bp 大和/野村/三菱
4月3日 千葉県 34 20 200 44/4/15 1.590% +5.5bp +3.5bp 野村/日興/GS
4月17日 高速道路機構 327 20 200 44/4/25 1.703% +5.5bp +5bp 日興/野村/大和/みずほ/三菱

※発行額:億円

名古屋市地下鉄名城線(市役所0駅 名古屋 2017/12/21 撮影 kikuchi)

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