13日、横浜市の3本立てサステナビリティボンド(A1:ムーディーズ、総額130億円、主幹事:野村/みずほ)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ |
---|---|---|---|---|---|---|
62 | 5 | 50 | 2028/12/22 | 0.393 | 8 | 8 |
5年度/2 | 10 | 30 | 2033/12/22 | 0.817 | 9 | 7 |
29 | 30 | 50 | 2053/9/19 | 1.827 | 10 | 10 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債・対カーブ:+bp
昨年12月以来1年ぶりのサステナ債。前回の5年・30年債に対し、当初は5年・10年債の2本を想定し、のちに30年債を加え、地方債初の3本立てESGを起債した。8日の条件決定を予定していたものの、この日はESG地方債が集中しており、時期分散を要望する投資家からの声を踏まえて13日にずらした。3本で総額130億円となり、「複数本を同時に起債したことで幅広い層の需要を取り込んだ」(野村)。5年債はデュレーション短期化、30年債は年限や利回りニーズを捕捉し、発行額は各50億円。一方、10年債は不透明な環境や需要減退による影響を受け、30億円にとどまった。
よく読まれている記事
- 2023年11月7日 横浜市がサステナ債を準備
- 2024年3月6日 横浜市、2024年度上期の中期債の主幹事にGSなど
- 2024年4月26日 福岡県が5年債を準備
- 2024年4月24日 沖縄公庫が10年サステナ債を準備
- 2024年4月15日 名古屋市が5年・20年債を準備