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JR西日本3年・10年債:混乱後の居所示す、総額500億円

22日、JR西日本の2本立て債(AA:R&I、総額500億円、主幹事:みずほ/SMBC日興/大和/野村/三菱UFJMS)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ
84 3 400 28/5/26 1.043% +24.5bp +23bp
85 10 100 35/5/28 1.896% +36bp +34bp

※発行額:億円

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同じ年限の組み合わせだった3月の案件(総額350億円)は3年債が国債カーブ+18bp、10年債が+20bpだった。足元は回復基調にあるものの、4月の“関税ショック”でマーケットが混乱したことを踏まえたマーケティングが必要となり、結果はそれぞれ+23bp、+34bpと、前回から5~14bpのスプレッド調整を行っている。「中央と地銀を巻き込む」(みずほ)レンジを敷いた3年債は、持ち出し額の200億円程度の倍となる400億円へと増額。600億円ほどの買いを取り込み、10年債の250億円超と合わせて850億円規模のオーダーを獲得した。

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