4日、伊藤忠商事の2本立て債(AA:R&I/AA+:JCR、総額560億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
| 回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 81 | 3 | 330 | 28/4/10 | 0.948% | +19bp | みずほ/野村/大和/日興/しんきん/岡三 |
| 82 | 5 | 230 | 30/4/10 | 1.113% | +20bp | 野村/みずほ/大和/日興/しんきん/岡三 |
※発行額:億円

日銀の追加利上げ観測や“トランプ関税”で相場のボラティリティが高く、地方債発でのセカンダリーのワイドニングで事業債のスプレッドも広がるなかでの起債だったが、銘柄の希少性や高いクレジットが訴求した。3年債は競合案件が存在しなかったことで、レンジ下限の国債+19bpに着地し、5年債は+20bpと、こちらもタイトエンドで決まった。“トランプショック”による国債利回りの急低下という混乱にも巻き込まれず、3年債が330億円、5年債が230億円、合わせて560億円のディールとなっている。トランスペアレンシー方式を採用し、3年・5年債ともにアカウントXが存在し、自己ブックはどちらも出ていない。
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