24日、丸紅の10年グローバルドル債が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 10年
発行額 5億ドル
表面利率 5.383%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 米国債+105bp
償還日 2035年4月1日
格付け Baa1(ムーディーズ)/BBB+(S&P)
ブックランナー JPモルガン・セキュリティーズ/BofAセキュリティーズ/シティグループ・グローバル・マーケッツ/米国みずほ

丸紅のドル債は、2018年4月から全てRegulation Sオンリーの形式だったが、今回は自身初の144A/Regulation Sとし、年限もこの通貨で初めての10年を選択した。ボラティリティが落ち着いたタイミングに登場し、「多様化されたビジネスモデルと安定した収益性、低いレバレッジへの評価」(JPM)を生かしたマーケティングとなり、イニシャルプライスソーツ(IPT)から30bpタイトな米国債+105bpで5億ドルを調達している。本邦総合商社による144A/Regulation Sでの起債は三菱商事に続く2例目。
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