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JFM債:本邦SSAドル建て5年の希少性、プライス追求でNICゼロ

25日、地方公共団体金融機構(JFM)の5年グローバルドル債が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 108
年限 5年
発行額 10億ドル
表面利率 4.375%
発行価格 99.760
応募者利回り 4.433%(単利)/4.429%(複利)
ローンチ・スプレッド MS+64bp
償還日 2030年4月2日
格付け A1(ムーディーズ)/A+(S&P)
ブックランナー バークレイズ・バンク/大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパ/ゴールドマン・サックス・インターナショナル/野村インターナショナル

地方公共団体金融機構(2017年9月2日)

ドル建てでの起債は昨年4月の5年債(15億ドル、5.000%、MS+65bp、ブックランナー:大和/バークレイズ/BofA/野村)以来11ヵ月ぶり。本邦公的(SSA)セクターのこの年限は同5月の国際協力機構(JICA)政府保証サステナビリティボンド(A1:ムーディーズ/A+:S&P、10億ドル、4.750%、+53bp、同:大和/バークレイズ/シティ/野村)を最後に供給されていない。こうした希少性を打ち出してマーケティングを行い、イニシャルプライスソーツ(IPT)から4bpタイトなMS+64bpで10億ドルのディールとなった。

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