11日、地方公共団体金融機構の3本立て債(AA+:R&I/A1:ムーディーズ/A+:S&P、総額760億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
35 | 5 | 210 | 29/6/28 | 0.638% | +4bp | +4bp | みずほ/大和/野村 |
181 | 10 | 350 | 34/6/28 | 1.114% | +9bp | +6bp | 日興/野村 |
112 | 20 | 200 | 44/6/28 | 1.859% | +4.5bp | +3bp | 三菱/大和/岡三 |
※発行額:億円
![](https://c-eye.co.jp/wp-content/uploads/2017/08/ceb67c139ff92ff8ef90097b52937550-300x200.jpg)
毎月発行の10年債と4月以来の20年債、半期に1回の5年債という組み合わせで、5年債は発行体にとって国内初のGB。公共債マーケットの好調が続き、スプレッドが国債カーブ+1ケタ台の状況での5年物GBのグリーニアムについては、地方債での前例を踏襲すべくサウンディングで投資家の許容度を確認してヒアリングとマーケティングに移行し、ノンラベル地方債マイナス2bpの+4bpに着地したうえ、210億円への増額を達成した。
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