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グローリー債:5年と10年で落差鮮明

グローリーが入居するビル(2023年3月1日、大阪市中央区)

7日、グローリーの2本立てサステナビリティ・リンク・ボンド(A:R&I、総額142億円、主幹事:野村/大和/SMBC日興/三菱UFJモルガン・スタンレー/みずほ)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
3 5 100 29/06/13 0.804 26
4 10 42 34/06/13 1.378 42

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

クレジット物には、金利のボラティリティによる長期から中短期への資金シフトが見られるなか、5年債は100億円に対して約3倍の需要となった一方、10年債は発行額が需要に応じた42億円にとどまるという対照的な結果となった。グローリーの登場は2018年11月の2本立てデビュー債(5年・10年)以来約5年半ぶり。5年債は希少性が人気化につながったが、10年債ではそれよりも金利リスクへの警戒が勝った。

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