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ソニーG債:全員参加に力点、総需要4000億円超

ソニーシティ大崎(2023年6月20日、東京・品川区)
ソニーシティ大崎(2023年6月20日、東京・品川区)

1日、ソニーグループの3本立て債(AA-:R&I/AA:JCR、総額1500億円、主幹事:野村/大和/みずほ/三菱/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 基準
39 3 600 2027/3/5 0.350 14.6 絶対値
40 5 600 2029/3/7 0.627 25 国債
41 10 300 2034/3/7 1.001 29 国債

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

2022年12月以来約1年3ヵ月ぶりの登場。総額1500億円は今年の事業会社債で最大。絶対値プライシングの3年債は金利上昇を受けてマーケティングレンジの上限に寄せ、5年債は節目である国債+25bpに集約した。10年債は、下限の+28bpで600億円超の需要を集めたが、+29bpを選んで着地した。「投資家・発行体・主幹事の三者間で納得感のあるプライスを目指した」(野村)。サウンディングの段階で1500億円程度、最終的に230件超の投資家から4000億円超の総需要を獲得し、「全員参加型のディールに仕上げた」(同)。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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