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三井化学債:上向くクレジットに安心感、10年は増額して3.4倍

22日、三井化学の3本立て債(A+:R&I/JCR、総額260億円、主幹事:野村/みずほ/大和/三菱/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 基準
57 3 100 2027/3/1 0.350 18.6# 絶対値
58 5 100 2029/3/1 0.662 30 国債
59 10 60 2034/3/1 1.131 41 国債

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp(#CEYE算出)

事業環境の悪化で化学セクターに慎重な投資家が存在するものの、三井化学は「構造改革によって収益力や財務基盤の強化し、石油化学に対する懸念の払拭に務めた」(三菱UFJMS)。こうした取り組みが奏功し、1月にJCRの格付け見通しが安定的からポジティブに引き上げられた。「クレジットへの安心感に加え、投資家の目線に沿ったガイダンスやマーケティングレンジの設定が買いを誘い、中央の歩み寄りを引き出した」(野村)。3年債は下限で約6.1倍、5年・10年債は下限寄りでそれぞれ約2.6倍、約3.4倍のオーダーを獲得している。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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