5日、野村ホールディングスの2本立てTLACドル債(SEC登録、Baa1:ムーディーズ/BBB+:S&P、総額15億ドル、アクティブブックランナー:野村/BofA)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対米国債 |
---|---|---|---|---|
5 | 9億ドル | 28/7/12 | 6.070% | +183bp |
10 | 6億ドル | 33/7/12 | 6.087% | +215bp |
米銀が決算発表を控える時期であり、競合が少ないなかでの起債だった。普段より少ない総額15億ドルではあるものの、「ほぼ計画通りの額」(野村)で、これに対して52億ドル程度のオーダーを獲得。5年債が米国債+183bp、10年債が+215bpに着地し、イニシャルプライスソーツ(IPT)からは30~32bpタイト化させた。野村HDのドル債は1月の3本立て債(総額19億ドル、アクティブブックランナー:野村/BofA)以来半年ぶり。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
よく読まれている記事
- 2024年4月17日 JFM5年債:過去最大の需要58億ドル超、非政保プレミアム縮小
- 2024年4月10日 日本生命30NC10劣後債:13.2億ドルで最低スプレッド
- 2024年4月10日 JBIC10年ドル債:SSA最大の需要、値持ちと投資家の質重視
- 2024年4月10日 アサヒGHD債:突っ込んでも50億ユーロ超の買い
- 2024年4月8日 MUFG、2本立てTLACドル債を準備