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商船三井5年債:業績好調背景に90億円

商船三井ビル(東京・虎ノ門、2016/11/04 撮影 kikuchi)
商船三井ビル(東京・虎ノ門、2016/11/04 撮影 kikuchi)

4日、商船三井の5年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 25
年限 5年
発行額 90億円
表面利率 0.425%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+35bp
参照国債回号 351
参照国債償還日 2028年6月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2028年7月10日
格付け A+(JCR)
ブックランナー 大和
主幹事 みずほ/野村

商船三井の社債は2021年4月のハイブリッド債以来で、シニア債は2019年7月までさかのぼる。海運セクターの登場は2021年7月の日本郵船債以来で、発行体としても業種としても供給が途絶えていた。この間にセクターの業績が改善しており、今年2月にはJCRが「歴史的な好業績により、各社の財務構成は大幅に改善した」として、商船三井を含む海運大手3社を1ノッチ格上げしていた。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む