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都市機構債:初のサステナとソーシャルの合わせ技、5年・10年が復活

9日、都市再生機構の3本立て債(AA+:R&I/A1:ムーディーズ、総額250億円、主幹事:みずほ/大和/日興/バークレイズ)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ
186 5 50 28/6/20 0.235% +14bp +14bp
187 10 100 33/6/20 0.681% +25bp +25bp
188 20 100 43/6/19 1.120% +9bp +8bp

※発行額:億円

プラザシティ相模大野(2023年6月5日、相模原市南区)
プラザシティ相模大野(2023年6月5日、相模原市南区)

機構は、従来のソーシャルボンドに加え、今年度からサステナビリティボンドの発行を始め、2016年9月以来およそ7年ぶりとなる5年・10年債を再開することとした。2006年度から環境報告書を作成しており、2019年度からの第4期中期計画に地球温暖化対策の推進や、都市の自然環境の保全創出などを盛り込んだ。CO2排出量削減はその目玉であり、具体的な取り組みとしては、機構が所有する賃貸住宅の共用部の電気使用量の削減や、建設の副産物のリサイクルなどを行っている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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